合鍵(スペアキー)作成の値段と時間は鍵の種類によって異なります。
ディンプルキーや複製が難しい鍵の場合、合鍵の作成に1週間以上かかることもあります。
また、鍵の種類によっては近くの鍵屋さんやホームセンターなどで作成できない場合もあるので注意が必要です。
この記事では合鍵を作成したい人に向けて、以下の内容を解説します。
- 合鍵作成の値段と所要時間
- 合鍵を作るときに必要なもの
- 合鍵を作るときの注意点
合鍵作成の「費用」や「所要時間」だけでなく「作成時に必要なもの」や「注意点」、おすすめの業者まで解説します。
ぜひ最後まで確認してください。
なお、今すぐ家の合鍵の作成をしたい人や、急な鍵トラブルでお悩みの場合は鍵業者に相談しましょう。
目次
合鍵作成の料金相場と所要時間
合鍵作成の値段と所要時間は鍵の種類によって異なります。
合鍵の作成費用の相場は500円~5,000円前後です。
作成時間は10分~60分ですが、複製が難しい鍵の場合はメーカー対応となり時間がかかります。
一般的には鍵の構造が複雑になると合鍵の作製料金も高くなり、時間もかかります。
鍵の種類 | 作成費用 | 所要時間 |
---|---|---|
ディスクシリンダー錠 | 約500~1,000円 | 3~5分程度 |
ピンシリンダー錠 | 約500~1,000円 | 3~5分程度 |
ディンプルキー | 約3,000円~ | 10~60分程度 複雑な鍵はメーカー対応で10~14日程度 |
カードキー | 約2,500円~ | 即日~数週間 |
電子キー | 約5,000円~ | 数週間 |
ピンシリンダー・ディスクシリンダー錠の合鍵作成の値段と時間
値段 | 約500円~1,000円 |
---|---|
所要時間 | 3~5分程度 |
作成できる場所 | 鍵屋・ホームセンター |
作成時に必要なもの | 身分証明書を求められる場合もある |
鍵の両端にギザギザがあるものが「ディスクシリンダー」片側だけにギザギザがあるものが「ピンシリンダー」です。
これらのタイプの合鍵作成はほとんどの鍵屋・ホームセンターで可能です。
構造がかんたんなため値段は1,000円程度、即日の作成が可能です。
ただし、ディスクシリンダー錠でも防犯性の高い特殊なカギの合鍵作成は、数日と時間がかかることもあるので注意しましょう。
ディンプルキーの合鍵作成の値段と時間
値段 | 約3,000円~ |
---|---|
所要時間 | 10分~60分程度 複雑なものはメーカー対応で10日~14日 |
作成できる場所 | 大手の合鍵屋・メーカー |
作成時に必要なもの | セキュリティカードや登録証明書があれば必要 |
ディンプルキーは鍵の両端ではなく表面に丸い凹凸がある鍵です。
構造が複雑なため、かかる費用も3,000円~と高く、その日だけでは完了しないケースもあります。
ディンプルキーの合鍵作成は専用の機械が必要になるため、町の鍵屋やホームセンターではできない場合が多いです。
スペアキーを作りたい場合は、大手の合鍵屋またはメーカーに依頼しましょう。
なお、セキュリティカードや鍵登録システムを利用している場合は証明書も必要になるので注意しましょう。
その他の家の合鍵作成の値段と時間
合鍵の作製は、防犯性が高い鍵ほど時間とお金がかかります。
通常の鍵の形とは異なる鍵でも即日仕上げが可能な場合もありますが、1週間以上かかることもあるため作成する際は時間に余裕を持っておきましょう。
またカードキーや電子キーも同様に即日作成できるケースは少ないです。
複雑な鍵ほど合鍵の作成に時間がかかるため、一般的なカギより防犯性が高いものや、特殊なカギを複製する場合は早めに業者に依頼しましょう。
合鍵の作成を依頼できる場所
合鍵の作成を依頼できる場所は「鍵専門業者」「ホームセンター」「ネットの販売店」「鍵のメーカー」の4つです。
場所 | メリット | デメリット | 向いている人 |
---|---|---|---|
鍵の専門業者 | ・合鍵をすぐに受け取れる ・出張対応してくれる業者もある | ・鍵の種類によっては合鍵を作成できない | 料金が安く質の良い合鍵を作成したい人 出張サービスを利用したい人 |
ホームセンター | ・身近にあって行きやすいことが多い ・合鍵をすぐに受け取れる | ・鍵の種類によっては合鍵を作成できない ・合鍵の精度が低い場合がある | 家の近場で素早く作成したい人 |
ネットの販売店 | ・忙しい場合に便利 | ・送料がかかる ・受け取りまでに時間がかかる | 時間や費用がかかっても手間をかけずに作成したい人 |
鍵のメーカーやディーラー | ・特殊なキーの場合でも依頼できる | ・多額の費用がかかる場合がある ・受け取りまでに時間がかかる | 特殊な鍵(電子キー・カードキー)の合鍵を作成したい人 |
それぞれメリットとデメリットが異なります。
特徴の違いを理解して自分の目的に合った場所を選びましょう。
2.ホームセンター:かんたんな鍵の合鍵作成におすすめ
合鍵作成の依頼先ひとつめは「鍵の専門業者」です。
専門業者のため作業が素早く、簡単な鍵なら数十分程度で作成してくれるのでオススメです。
鍵の専門業者の合鍵作成の特徴
- 繁華街や駅の内部、地下街の通路といったアクセスのよい場所にあることが多い
- 近くに店舗がなくても出張サービスに対応している業者もある
- 全ての鍵に対応しているわけではない
- ディスクシリンダー・ピンシリンダーの合鍵作成におすすめ
鍵の専門業者はアクセスのよい場所にあることが多いです。
そのため、先に鍵を預け、用事が済んだあとで合鍵を取りに行くこともでき利便性が高いメリットがあります。
ただし、全ての鍵に対応できるわけではないため注意しなければなりません。
鍵の専門業者は一般的な鍵のみに対応していることが多く、防犯性が高く複雑な構造をしている鍵や、住居の鍵以外には対応していないケースもあります。
そのため、ディスクシリンダーやピンシリンダーといった簡単な作りの合鍵を作成したい場合におすすめの業者です。
2.ホームセンター:かんたんな鍵の合鍵作成におすすめ
店舗によって違いはありますが、家の近くにあるコーナンやカインズなどのホームセンターでも合鍵の作成を行っていることがあります。
ホームセンターはアクセス面で優れていることが多く、気軽に依頼しやすい点がメリットです。
ホームセンターでの合鍵作成の特徴
- 鍵のサービス内容は店舗ごとに違うので確認が必要
- 全ての鍵に対応しているわけではない
- 他の合鍵作成の業者に比べて、精度が落ちることもある
- ディスクシリンダー・ピンシリンダーの合鍵作成におすすめ
ホームセンターの合鍵作成はシンプルな構造のものなら即日対応してくれる場合がほとんどです。
しかし、合鍵の作成だけを専門にやっているわけではないため、一部の特殊な鍵や複雑な構造のものには対応していないこともあります。
また、合鍵の精度は、ほかの業者で作成してもらうよりは誤差が大きいこともあります。
そのためホームセンターでの合鍵作成は簡単な鍵を間に合わせで複製したい場合など、手間や時間をかけずに素早く合鍵を作りたい人におすすめです。
3. インターネットの販売店:忙しい人におすすめ
業者の中には、インターネットで合鍵を作成・販売している会社もあります。
業者によって異なりますが、作成してほしい鍵の写真を送り、住所や連絡先などの情報を入力して注文する方法で、合鍵を手に入れることができます。
インターネットでの合鍵作成の特徴
- 出歩く必要がなく、かんたんに合鍵を注文できる
- 手元に届くまでに数日と時間がかかる
- 送料や時間がかかっても、出歩く手間なく作りたい人におすすめ
ネットのやり取りだけで合鍵を作成できるため、忙しくて鍵屋に足を運べない人におすすめです。
ただし、インターネットの販売店で作成する場合は「写真を確認してから合鍵を作成して郵送で送付する」という手順を踏むため、手元に届くまでに時間がかかってしまうことは覚えておきましょう。
4. 特殊な鍵はメーカーに依頼する
ディンプルキーのなかでも防犯性の高い鍵や、電子キーやカードキーなどの特殊な鍵は「美和ロック株式会社(MIWA)」や「株式会社ゴール(GOAL)」といった鍵のメーカーに合鍵の作成を依頼する必要があります。
また「住宅以外の合鍵を作成する場所・相場価格」の章でも解説しますが、車の鍵の合鍵はディーラーへ依頼が必要になります。
鍵のメーカーに合鍵を依頼すれば合鍵は作製できますが、料金が高くなりやすい点がデメリットです。
また受け取りまでに時間がかかることも多く、即日作成できるケースが少ないことは理解しておかなければなりません。
メーカーやディーラーでの合鍵の作成は、どうしてもコストが高くなるため、他の業者では対応できない鍵を複製する場合に利用すると良いです。
合鍵作成におすすめの業者5選
この章では合鍵作成におすすめな業者を5つ紹介します。
一般的な相場で作成でき、かつ全国に店舗を持っているため、どの地域の人でも利用しやすいでしょう。
業者名 | 料金 | 時間 | エリア | 問い合わせ |
---|---|---|---|---|
MISTER MINIT | 一般キーの合鍵作成:900円~ 特殊キーの合鍵作成:2,500円~ | 最短1分~ | 全国/300店舗以上 | TEL:0120-80-3210 営業時間:店舗によって異なる |
PLUSONE | 合鍵の作製:432円~ | 最短1分~ | 全国/240店舗以上 | TEL:06-6965-3515 営業時間:店舗によって異なる |
俺の合鍵(メーカー純正品販売ショップ) | 合鍵の作成:1,500円〜 | 最短5日~ | 全国送料無料 | 年末年始、祝祭日、ゴールデンウィークを除き営業 |
ひとつずつ紹介していきます。
1. MISTER MINIT:店舗数が多く、料金が安い
全国に多数の店舗を構える「MISTER MINIT」は、利用しやすいアクセスのよさが魅力です。
繁華街や駅前に多く、通勤や通学の行き帰りにも利用しやすいです。
料金 | 一般キー:900円~ 特殊キー:2,500円~ |
---|---|
エリア | 全国 |
店舗数 | 300店舗以上 |
一般的な鍵の合鍵作成はもちろん、特殊な鍵にも対応しています。
特殊な鍵は、メーカーからの取り寄せとなるため時間とお金がかかりますが、一般的な鍵なら安価で対応してもらえて、最短1分で作成してもらえます。
参考:MISTER MINIT
3. PLUSONE:低料金でスピーディーに作成
全国に240店舗以上展開している「PLUSONE」では、合鍵の複製のほかに靴やカバン、傘などの修理、時計の電池交換、表札の製作なども行っています。
自宅や店舗、車、バイクの鍵などあらゆる種類に対応しており、ディンプルキーや特殊キーの製作も可能です。
料金 | 合鍵の作製:432円~ |
---|---|
エリア | 全国 |
全国に店舗がありますが、営業時間は10時~19時であったり、11時~20時であったりなど、各店舗によって異なります。
また定休日もそれぞれ違うため、最寄の店舗のホームページなどで確認することをおすすめします。
合鍵は即仕上げで、1本あたり最速3分程で作ってもらえます。
ただし、取り寄せが必要な場合は、1週間~1ヶ月程度かかることがあることは覚えておきましょう。
参考:PLUSONE
5. 俺の合鍵:メーカー純正品販売ショップ
料金 | 合鍵購入:1,5000円~ |
---|---|
エリア | 全国 |
俺の合鍵はメーカー純正品の合鍵を取り扱っています。
そのため、合鍵が抜けない・刺さらないといったトラブルを防ぐことができます。
また相場価格ではなく、鍵ごとの合鍵作成の値段を記載しているので、値段に納得して依頼することができます。
通販のため納品までに時間がかかる点には注意が必要ですが、値段がわかりやすく、送料も無料なのでおすすめです。
参考:俺の合鍵
合鍵作成時に必要なもの
合鍵を作成してもらうためには、次のものを用意する必要があります。
合鍵作成のときに必要なもの
- 純正の元鍵
- 身分証明書
- セキュリティカードや鍵登録システム証明書(あれば)
1. 純正の元鍵
鍵穴から作成する場合を除き、合鍵を作成するためには「元となる鍵」を用意しなければなりません。
純正の鍵には、メーカーの名前や鍵の番号が刻印されています。
元鍵かどうかを確認して持参しましょう。
2. 身分証明書
合鍵の作成はセキュリティに関する問題も多いため、身分証明書が必要になるケースもあります。
基本的には、免許証などの公的な身分証明書だけで対応してもらえます。
ただし業者によっては、顔写真なし証明書の場合、複数の証明書を提示しなければならないこともあります。
業者ごとにどこまで確認するかは異なるため、事前に確認しておきましょう。
3. セキュリティカードや鍵登録システム証明書
鍵の種類によってはセキュリティカードや鍵登録システムの証明書の提示を求められることもあります。
入居したときに、鍵だけでなく付属する資料や証明書をもらった場合はそちらも持参しましょう。
住宅以外の合鍵を作成する場所・相場価格
この章では自転車や車、バイクやロッカーなどの合鍵作成にかかる費用や業者を紹介します。
家の鍵とは依頼する業者や料金相場が異なる場合があるため、種類ごとの違いを知っておきましょう。
自転車の合鍵作成
自転車の合鍵作成は鍵の専門業者や購入した自転車屋でも可能です。
料金も1,000~2,000円程度で、即日で鍵を受け取れる場合がほとんどです。
鍵の専門業者なら大抵の場合で請け負ってくれますが、自転車屋は店舗によっては対応していないこともあります。
店舗ごとにどこまでサポートがあるかは異なるため、事前に確認しておきましょう。
車やバイクの合鍵作成
車やバイクの鍵は特徴によって、依頼できる場所や料金が異なります。
通常の鍵ならディーラーのほかにも、ホームセンターやカー用品店などでの作成が可能で、料金も350円~1,000円程度と安価です。
作成時間もそれほどかからずに、即日渡してもらえることも少なくありません。
しかし次の機能を持った特殊な鍵は、ディーラーのみの対応となり時間もお金もかかります。
合鍵作成がディーラーのみになる鍵
- キーレス
- スマートキー
- イモビライザー
鍵によっても違いますが、10,000円以上かかることが多く、場合によっては50,000円程度することもあります。
作業難易度も高く、数日から数週間程度かかることが多いです。
ロッカー等の合鍵作成
ロッカーなどの鍵は、ロッカーを購入した店舗やネット販売店で合鍵の作成・購入ができます。
専門業者でも対応している場合もあり、比較的幅広い場所で利用できます。
依頼先によって若干の変動はありますが、合鍵の作成料金自体は1,000円~2,000円程度です。
ネットで依頼すると、送料がプラスされます。
またネット注文は郵送に時間がかかることは覚えておきましょう。
ロッカー以外にも合鍵は作成可能で、鍵付きの家財のほとんどは合鍵が作れます。
合鍵作成の前に知っておきたい5つの注意点
合鍵を作成する際に、事前に知っておいたほうがよい注意点は以下の5つです。
合鍵作成をするときの注意点
- 合鍵を作成できない鍵もある
- 合鍵はマスターキー(元鍵)で作成する
- 賃貸物件の合鍵作成は大家の許可が必要
- 必要以上の合鍵は悪用される可能性もある
- 自作で合鍵作成はおすすめできない
これらのポイントを把握して、トラブルに巻き込まれたり失敗したりすることなく、スムーズに合鍵を作成しましょう。
1. 合鍵を作成できない鍵もある
全ての鍵が複製できるわけではなく、一部合鍵を作成できない鍵もあります。
複製が難しいのは、ディンプルキーやロータリーディスクシリンダー、カードキーなどです。
一般的な住宅に使用されているものはほとんど合鍵作成が可能ですが、業者によっては断られることもあります。
もちろん、鍵を作っているメーカーに依頼すれば対応してもらえる場合もありますが、ほかの鍵に比べると、合鍵の作成を断られる可能性が高いことは覚えておきましょう。
2. 合鍵はマスターキー(元鍵)で作成する
合鍵を作製するときはスペアキーではなく、元鍵であるマスターキーを元に作ってもらいましょう。
しかし合鍵から作成すると、どうしても元鍵との誤差が出てしまうからです。
コピーするごとに少しずつ劣化するので、合鍵から作成した合鍵は使えなくなる可能性もあります。
鍵の形状の誤差があると、開け閉めがしづらく鍵や鍵穴自体にも負担がかかりやすいため、合鍵はマスターキーをベースに作ってもらいましょう。
マスターキーと合鍵の見分け方は、鍵メーカーの名前とキーナンバーが記されているかです。
マスターキーには鍵のメーカーと5、6桁の数字が記されているので、合鍵作成前に確認しておきましょう。
3. 賃貸物件の合鍵作成には大家さんの許可が必要
持ち家の場合は自由に合鍵を作成して問題ありませんが、賃貸物件の場合は、事前に大家さんの許可をもらう必要があります。
もし大家さんに黙って合鍵を作成し、トラブルが発生した場合は、損害賠償を請求される可能性があります。
余計なトラブルを避けるためにも、許可をもらってから作成することが大切です。
また、退去時には合鍵も含めて返却しなければなりません。
合鍵は自己都合で作成したものという扱いになるため、退去時に合鍵を返却しても作成費用は返ってこないことも覚えておきましょう。
4. 必要以上の合鍵は悪用される可能性もある
スペアキーは1本あれば十分です。複数人でシェアするにしても、安易に作成することはよくありません。
鍵が増えると、その分紛失・悪用されるリスクは高まるからです。
鍵が増えるごとに、紛失や悪用のリスクは倍増するため、作成するなら危険性も把握したうえで依頼するようにしましょう。
5. 自作での合鍵作成はしない
簡単な形状の鍵なら、型を取って金属を成型し自作で鍵を作ることも不可能ではありません。
しかし自作の合鍵は、通常の合鍵以上にリスクが高いため、業者に依頼しましょう。
自作の合鍵でも、うまく作れば解錠や施錠ができる場合もあります。
しかし正規品よりも耐久度が弱いことも多く、すぐに壊れてしまう可能性が高いです。
また鍵穴に挿せたものの、回らずに詰まってしまったり、途中で折れてしまったりするケースもあります。
万が一、鍵穴を壊してしまった場合は鍵全体の交換が必要になり、合鍵を作成する以上に時間もお金もかかってしまうため、自作することはおすすめできません。
合鍵作成に関するQ&A
合鍵作成にかかる料金と時間は?
合鍵作成にかかる費用相場は500円~5,000円前後です。作成時間は10分~60分ですが、複製が難しい鍵の場合はメーカー対応となり時間がかかります。
鍵の種類ごとの費用は「鍵交換の費用相場」で説明しています。
合鍵作成を依頼できる場所は?
合鍵の作成を依頼できる場所は「鍵専門業者」「ホームセンター」「ネットの販売店」「鍵のメーカー」の4つです。それぞれのメリット・デメリットは「合鍵の作成を依頼できる場所」で説明しています。
平日の仕事帰りはアクセスがよい鍵専門業者、休日はホームセンターにある鍵コーナーでの作成がおすすめです。
合鍵作成時に必要なものは?
合鍵作成時には「純正の元鍵」「身分証明書」「セキュリティカードや鍵登録システム証明書(あれば)」を持っていきましょう。詳しくは「合鍵作成時に必要なもの」で確認できます。
合鍵の作成について理解を深めるためにも、次のQ&Aを参考にして豆知識を身につけていきましょう。
- 元鍵がなくても合鍵を作成してもらえる可能性はあるか
- 元鍵は保管して普段は合鍵を使用したほうがよいか
元鍵がなくても合鍵を作成してもらえるの?
合鍵を作成する際には、元鍵を用意する必要がありますが、絶対ではありません。
精度は落ちますが、合鍵から合鍵の作成も可能で、さらに言えば鍵穴から合鍵を作ってもらうこともできます。
ただし鍵穴から鍵を作成するためには高い技術力が必要なので、どの業者でも対応しているわけではありません。
そのため、鍵穴から作ってもらう必要がある場合は、依頼時に対応可能か確認しておく必要があります。
料金は業者ごと、使用している鍵の種類ごとに異なりますが、10,000~80,000円程度と高額になりやすいです。
元鍵は保管して普段は合鍵を使用したほうが良い?
家を買ったり借りたりした際には、元鍵と合鍵の2本をもらえるケースが多いです。
2本ある場合は合鍵を普段使いにして、元鍵は保管しておくことがおすすめです。
鍵は経年劣化する消耗品で、長く使い続けるためには合鍵を作り直さなければなりません。
より精度の高い合鍵を作るためには、劣化していない元鍵を用意する必要がありまます。
元鍵は万が一の際の合鍵作成用として、できるだけ使わないことをおすすめします。
新品の合鍵から合鍵を作成したり、劣化した元鍵から合鍵を作ったりすると、どうしても誤差が大きくなります。
新品の元鍵は残しておいたほうがよいため、元鍵1本しかもらえない場合は、そこから合鍵を作成して使用するとよいでしょう。
まとめ
この記事では、合鍵の作成について紹介しました。
- ピンシリンダーやディスクシリンダーの合鍵作成にかかる費用は500円~1,000円
- ディンプルキーの合鍵作成にかかる費用は3,000円~
- かんたんなカギはホームセンターでも作れる
- 防犯性の高い鍵、一般的ではない鍵は大手の鍵屋か、メーカーに依頼が必要
- 合鍵から合鍵を作ると誤差が生じてしまうので、依頼するときはマスターキーを持っていく
合鍵を作る際には、まずは手持ちの鍵の種類を確認することが大切です。
種類によって対応してもらえる業者や作成費用も異なります。
持っている鍵の種類や、複製にかかる費用や時間などを事前に把握したうえで、適切な業者に依頼して合鍵をスムーズに作成しましょう。