ロッカーの鍵を紛失したとき、ロッカー内に入れてあったものを取り出すことができなくなり、どう対処すべきかわからず慌ててしまいますよね。
たとえば駅や施設のロッカーの鍵を紛失した場合、対処を後回しにしていると「放置」と見なされ、ロッカーの中の物を撤去されてしまう恐れもあります。
また、会社のロッカーの鍵を紛失した場合は、再度鍵を作り直す必要があることなどを理由に、社内での信頼を失ってしまう可能性もあるでしょう。
もし、ロッカーの鍵を紛失してしまったら、どうしたら良いのでしょうか。
今回は、ロッカーの鍵を紛失してしまった場合の対処法と、費用相場について解説します。
目次
ロッカーの鍵を紛失したらどうしたらいい?
ロッカーの鍵を紛失してしまった場合は、「会社のロッカー」であればまず上司や総務に連絡し、「施設・駅のロッカー」であれば管理会社(ロッカーに貼られている連絡先)に連絡しましょう。
ロッカーの鍵を紛失した場合、会社や施設、駅のコインロッカーなど、どこのロッカーの鍵を紛失したのかによって対処法が異なります。
ロッカーの鍵を紛失してしまったら、ロッカーの場所別の正しい対処法を理解したうえで、問題を解決しなければなりません。
会社のコインロッカーの鍵を紛失してしまった場合の対処法については、「会社のロッカーの鍵を紛失した場合の対処法と費用相場」 を、駅や施設のロッカーの鍵を紛失してしまった場合の対処法については、「施設・駅等のロッカーの鍵を紛失した場合の対処法と費用相場」 を参考にしてください。
会社のロッカーの鍵を紛失した場合の対処法と費用相場
会社のロッカーの鍵を紛失した場合、どのような対処をすべきなのでしょうか。
下記の手順に従って行動することをお勧めします。
- まず、上司や総務部などに報告
- 緊急の場合は会社に許可を取り、鍵開け業者に依頼
それぞれについて見ていきましょう。
まず、上司や総務部などに報告
会社のロッカーの鍵を紛失してしまったら、まずは上司や総務部などに報告をしましょう。
どのロッカーの鍵を紛失したのか、ロッカーの中には何が入っているのか、などを上司や総務部と共有し、今後の対処について指示を仰ぐ必要があります。
会社によっては、ロッカーのスペアキーを用意している場合もあります。
自己判断で対処してしまうと、会社とトラブルになってしまう可能性がありますので、紛失に気付いた時点で会社に報告をしましょう。
緊急の場合は会社に許可を取り、鍵開け業者に依頼
会社のロッカーの鍵を紛失してしまったとき、緊急の場合は会社に許可を取ったうえで、業者に鍵開けを依頼しましょう。
本来は、上司や総務部としっかり話し合ったうえで対処を検討するのが好ましいものですが、緊急事態であれば自分から外部の業者に相談するという対応もやむをえません。
ただし、必ず「会社に許可を取ってから業者に依頼する」ということが大切です。
万が一、鍵開けを依頼した業者とトラブルになってしまった場合、会社側が「ロッカーの鍵開けを業者に依頼した」という事実を把握していないと問題になるでしょう。
会社のロッカーの鍵を紛失した場合の費用相場
会社のロッカーの鍵を紛失した場合、業者に鍵開けを依頼するときにかかる費用相場は、会社が一部負担してくれることを想定すると2,000~6,000円です。
しかし、会社の方針次第ですので、具体的な費用は異なります。
例えば、会社に全額を負担してもらって、業者に鍵開けを依頼できる場合がありますし、会社で「ロッカーの鍵を紛失した場合の費用」が決められていることもあります。
仮に全額自己負担となる場合は、鍵開けに5,000~2万円かかるのが一般的です。
ただし、1つのロッカーの鍵を紛失したことで、全てのロッカーの鍵交換を行わなければならないなどのような場合は、さらに費用が高くなるでしょう。
合鍵を作れば、紛失したことはバレない?
紛失したことを報告することをおそれ、こっそり合鍵を作ってやり過ごそうとしても、最終的にはバレてしまう可能性が高いでしょう。
そもそも、ロッカーのカギを紛失した後に合鍵を作ることはできません。
業者にロッカーの鍵を開けてもらい、そのときに合鍵を作ってもらう場合、第三者を社内に入れるわけですから、会社に一切バレずに対処するということは困難でしょう。
また、仮にロッカーの合鍵を作ったことが会社にバレてしまった場合、重大な問題に発展する恐れがあります。
合鍵を作ったことが会社にバレたら、社内での信頼を失うだけでなく、始末書の提出といった訓告処分となるでしょう。
会社のロッカーの鍵を紛失してしまったとき、「できれば怒られたくない」と、こっそり合鍵を作ることを検討する方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、会社に内緒でロッカーの合鍵を作製するのは、とてもリスクが大きい行為ですので、絶対にやめ、素直に報告するようにしましょう。
施設・駅等のロッカーの鍵を紛失した場合の対処法と費用相場
ここからは、施設や駅などのロッカーの鍵を紛失した場合の対処法と費用相場について解説します。
紛失の際には、下記の手順のもと、対応することが好ましいです。
- ロッカーに記載されている連絡先に電話
- 管理会社の指示に従い解錠を待つ
上記について詳しく解説します。
ロッカーに記載されている連絡先に電話
施設や駅などのロッカーの鍵を紛失してしまったら、ひとまずロッカーに記載されている連絡先(主にロッカーの管理会社)に電話しましょう。
その際、ロッカーの鍵を紛失したことを伝え、「どこのロッカーなのか」「何番のロッカーなのか」などをしっかりと話してください。
ロッカーの鍵を紛失したことを報告することで、管理会社に対応に当たって必要な手順・手続きを教えてもらえるでしょう。
管理会社の指示に従い解錠を待つ
ロッカーに記載されている連絡先(主にロッカーの管理会社)に電話をしたら、担当者の指示に従いましょう。
一般的には、管理会社に鍵を紛失したロッカーまで来てもらい、マスターキーで開錠してもらいます。
ただし、管理会社に開錠してもらう場合、ロッカー内の物の持ち主かを確認するために、身分証明書の提示が求められます。
身分証明書の提示を求められたら、免許証やマイナンバーカードなどを提示してください。
また、管理会社に鍵を開けてもらうには、「ロッカーに預けたもの」も伝える必要があります。
なぜなら、身分証明書だけでは、「ロッカーの中の物が本当にあなたの物か」を判断できないからです。
「ロッカーに何を預けたのか」を明確に伝えて、管理会社の方にロッカーの鍵を開けてもらいましょう。
駅等のロッカーの鍵を紛失した場合の費用相場
駅等のロッカーの鍵を紛失した場合、管理会社の規約に記載されている代金を支払わなければなりません。
具体的な費用は管理会社によって異なりますが、1,000~3,000円が相場です。
しかし、規約内容によっては、相場以上の費用が発生することもあります。
駅等のロッカーの鍵を紛失してしまった場合の具体的な費用については、ロッカーに貼ってある規約を確認するか、管理会社に直接問い合わせてください。
緊急性の高いロッカー鍵のトラブルは業者に相談
緊急性の高いロッカー鍵のトラブルは、業者に相談しましょう。
本来は、会社や管理会社の指示に従って対処しなければなりません。
しかし、事情によっては「どうしても今すぐロッカーの鍵を開けてほしい」といった場合もあるかもしれません。
もし、緊急性が高い場合は、会社や管理会社に了承を得たうえですぐに業者に鍵開けを依頼しましょう。
鍵開け業者のほとんどは即日対応してくれますので、緊急時に心強い存在といえます。
まとめ
今回は、ロッカーの鍵を紛失してしまった場合の対処法や、費用相場について解説しました。
ロッカーの鍵を紛失してしまうと、中の物が取り出せなくなってしまうので慌ててしまいますね。
特に会社のロッカーの鍵を紛失した場合、信用や責任問題に関わりますので、すぐにでも解決したいでしょう。
しかし、どこのロッカーの鍵を紛失したにせよ、必ず「会社」もしくは「管理会社」に相談したうえで対処をしなければなりません。
自己判断での対処はトラブルを招きますので、このページでご紹介した内容を参考にしながら、適切に開錠してください。