あなたは、ドアの鍵・ドアが開かずに「何とかしなくては!」と解決方法を探している最中ではありませんか?
ドアの鍵やドアが開かなくなるのは突然のことですので、慌ててしまいますよね。
しかしドアの鍵やドアにトラブルが発生したら、すぐに解決しないと、建物には入れない時間が長引き困ってしまうことになります。
また、場合によっては、大規模なリフォームが必要となり、数十万円~数百万円の予定外出費となってしまうかもしれません。
そこで、今回はドアの鍵・ドアが開かない原因やすぐにできる対処法・修理方法についてご紹介します。
高額な出費に驚いたり、思いがけない損害に悩まされたりしないためにも、ぜひ最後までご覧ください。
目次
ドアが開かない原因は?
ドアが開かない原因は様々ですが、主に下記の3つが考えられます。
- 鍵の不具合
- ドアノブ(錠前)のラッチの不具合
- ドアの建付けの悪化
それぞれの原因について、次から詳しく解説します。
鍵の不具合が原因
ドアが開かない原因として、まず挙げられるのが「鍵の不具合」です。
「キーを差しても回らない」「鍵穴に差したキーが抜けない」など、鍵の不具合が原因でドアを開けられないことがあります。
上記の場合、鍵穴の中に異物が入っていたり、キーや鍵穴内部の汚れが原因となっていることもあるでしょう。
他にも、キーの変形や、鍵穴の故障など、鍵の不具合には様々な理由があります。
ドアノブ(錠前)のラッチの不具合
ドアノブ(錠前)のラッチの不具合が原因で、ドアが開かないこともあります。
「ドアノブを回しても空回りしている感覚がある」「ドアノブが固くて回らない」「動かしたレバーハンドルがもとに戻らない」などの場合は、ラッチの不具合が原因として考えられます。
ドアノブ(錠前)のラッチの不具合は、「ドアノブ」が故障していることが理由でしょう。
ドアノブが故障したことにより、ラッチが正常に動かないのです。
ドアの建付けの悪化
ドアが開かない原因として「ドアの建付けの悪化」が挙げられます。
ドアノブや鍵は正常に動くのに、ドアが開かない場合は、ドアの建て付けの悪さが原因となっている可能性が高いです。
ドアの建付けが悪くなる原因は、「築年数の古い建物」「地震による影響」などがあります。
何らかの原因で建物が歪んだことによりドアの建付けが悪くなり、ドアが開かなくなってしまうのです。
ドアが開かないときの対処法
ドアが開かないとき、大きく2つの対処法があります。
具体的な対処法は、下記の通りです。
- ドアノブのラッチを操作してドアを開ける方法
- ドアノブが壊れている場合:ドアノブを外す方法
上記2つの対処法について、詳しく見ていきましょう。
ドアノブのラッチを操作してドアを開ける方法
ドアが開かないとき、「ラッチを操作する」という対処法があります。
用意するものと、具体的な手順について解説します。
用意するもの
- 不要なカード類
- 針金もしくは厚紙(カード類がない場合)
手順
- カードをドアノブの横の「ドアとドア枠の間」に差し込む(ラッチのある部分)
- ラッチの斜面に沿ってカードでラッチを押してみる
- ラッチを押しても改善されない場合はカードでラッチを引いてみる
ドアノブのラッチを操作する道具は、不要なカード類や針金、厚紙などのような薄くてある程度の硬さがあるものを使うのがおすすめです。
ラッチやドアノブの不具合が原因の場合は、上記の手順でラッチを引っ込めることでドアを開けることができます。
ただし、上記の方法は「三角形のラッチ場合」にのみ有効です。
もし、ラッチが四角形である場合は、次の方法をお試しください。
ドアノブを外す方法
ドアノブが壊れている場合や、ラッチが四角形の場合は、ドアノブを外してドアを開けましょう。
用意するものと、手順について詳しくご紹介します。
用意するもの
- ドライバー(プラス、マイナス両方)
- ドアノブの構造が分かるもの(ドアノブの説明書やインターネットで公開されているイラストなど)
手順
- ドアノブを固定しているビスをドライバーで取り外す
- ドア側面のフロント(金属のカバーのようなもの)を固定しているビスをドライバーで取り外す
- そのほかの部品を固定するビスを全て取り外す
- ドアノブやそのほかの部品などを全て取り外す
- ドア側面にあるラッチを取り外す
ドアノブを取り外す際には、ドアノブの構造が分かる資料などを用意して、内容を確認しながら行うとスムーズに作業ができます。
ドアノブを取り外す作業自体は難しくありませんが、細かい部品が多いので紛失には十分注意してください。
また、工具で手を怪我しないよう、慎重に作業をしてください。
玄関ドアの症状別原因と対処法
玄関のドアの症状別原因と対処法について解説します。
表でご説明しますので、下記をご覧ください。
玄関ドアの症状 | 考えられる原因 | 対処法 |
---|---|---|
鍵やラッチに問題がないのにドアが開かない | ・ドアの建て付けが悪くなっている ・ラッチを受ける部分の位置がずれている | ・ドア全体のリフォームを行う ・ラッチを受ける部分の位置を調整する |
ドアクローザーに違和感がある | ・ドアクローザーの油圧不足 ・部品が壊れている | ・ドアクローザーを交換する |
ドアを開閉するときに床をこすっている感覚がある | ・部品(蝶番のネジ、ヒンジなど)が緩んでいる ・建物が歪んでいる | ・部品(蝶番のネジ、ヒンジなど)を締め直す ・リフォームを行う |
鍵を差し込んでもカギが回らない、もしくは回りにくい | ・シリンダー(鍵穴)が故障している ・錠前が壊れている | ・シリンダーを交換する ・錠前を交換する |
ドアの鍵やドアが問題を抱えている場合は、具体的な状態と上記の表を照らし合わせてみてください。
考えられる原因が判明したら、ドアの鍵・ドアの問題に合った対処をしましょう。
ドアノブ・鍵の修理交換を業者に依頼した場合の費用相場
ドアノブ・鍵の修理交換を業者に依頼した場合の費用相場について解説します。
下記で具体的な費用をご確認ください。
依頼内容 | 費用相場 |
---|---|
鍵開け(開錠) | 1万~5万円 |
シリンダー交換 | 1万~2万円(+部品費用) |
ラッチ交換 | 1万~1万5,000円 |
ドアノブ修理・交換 | 8,000~5万円 |
鍵修理 | 1万~2万円 |
錠前交換 | 2万~3万円(+部品費用) |
鍵作成 | 1万~4万円 |
上記は、一般的な鍵業者の費用相場ですが、会社ごとの料金設定やドアなどの状態によっては、料金がさらに高額になることがあります。
ご紹介した費用相場は、「目安」として参考にしてください。
ドアが開かなくなる前の前兆
ドアが開かなくなるときは、「前兆」が見られることがあります。
ドアが開かなくなる前の具体的な前兆は下記の通りです。
- ドアノブが回りにくい
- ドアノブがガタガタする
- ドアノブの回す感覚が軽い
- 鍵が回りにくい
- ドアの開閉時に異音がする
- ドアが開閉しにくくなる
上記のうちいずれかの前兆が見られたら、ドアが開かなくなる可能性がありますので注意してください。
とはいえ、もし前兆があっても自分で対処するのは難しい場合があります。
また、原因が分からない、自分で対処するのが難しそうなときは、自己判断で対処せずにドアのリフォームや鍵交換を行ったほうが良いでしょう。
まとめ
今回は、ドアが開かないときの原因や対処法、業者に依頼した場合の費用相場、ドアが開かなくなるときの前兆について解説しました。
突然ドアが開かなくなると、驚きますし慌ててしまうものです。
まずは、落ち着いて「できること」から始めましょう。
現在、ドアが開かなくなって困っているあなたは、このページでご紹介した内容を参考にしながら、「すぐにできる対処法」を実践したり、業者に依頼するときの費用をある程度把握して、慌てずに行動してください。