p>旅行の際、スーツケースに鍵をかけない人は少ないのではないでしょうか?
しかし、スーツケースの鍵は小さいため失くしやすいものです。
スーツケースの鍵がなければ着替えや荷物が取り出せず、せっかくの旅が台無しになってしまいますよね。
「スーツケースの鍵を失くしてしまったかもしれない!」と思うと、つい焦ってしまいますが、まずは落ち着いてポケットや手持ちのカバンの中をもう一度探してみましょう。
焦るあまり、見落としている場所があるかもしれません。
それでも見つからないときや、今すぐ何とかしたいときは、以下の対処法をおすすめします。
- 空港のリペアショップに相談する
- ホテルに相談する
- 鍵業者に依頼する
空港やホテルには、スーツケースの鍵を失くしたという相談が多く寄せられているはずですので、対処法を紹介してくれます。
滞在先や今いる場所の近くに鍵屋さんがあれば、専門家に相談するのも良いでしょう。
ここからは、上記の対処法のほかにも、様々な対処法を詳しく紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
目次
旅行先でスーツケースの鍵をなくした場合
旅行先で、スーツケースの鍵を紛失してしまった場合は、大きく分けて2つの対処法があります。
- 誰かに相談する
- 自分で何とかする
このうち、最も確実なのが「誰かに相談する」という方法です。
相談できる相手は3種類あります。
- 空港のリペアショップ
- ホテル
- 滞在先の鍵業者
専門家に相談すれば、より確実に鍵を開けてもらうことができます。
ただし、これらの「専門家」に相談した場合、お金がかかる可能性があります。
自分で何とかしたい場合は、次のような方法があります。
- ピッキングのようにヘアピンで開錠する
- ダイヤル式の場合は一つずつ番号を調整して試す
- ファスナーにボールペンやドライバーなどを差し込んでこじ開ける
自分でなんとかする場合、費用はかかりません。
しかし、開くまで時間がかかったり、最終的に開かなかったりという可能性もあります。
今の状況と照らし合わせて、最適な対処法を選びましょう。
ここからは、上記の方法について詳しく紹介します。
空港のリペアショップに相談する
スーツケースの鍵を紛失してしまった場合には、空港のリペアショップに相談するという方法があります。
空港によっては、壊れたスーツケースなどを修理するために、リペアショップが設けられていることがあるので探してみましょう。
ちなみに、羽田空港と成田空港には、以下の場所にリペアショップがあります。
店名 | 場所 | |
---|---|---|
羽田空港 | Riat!(リアット) | 第2旅客ターミナルB1 |
成田空港 | Riat!(リアット) | 第1ターミナル(中央ビル)B1F鉄道駅 |
成田国際空港振興協会 | 第2ターミナル3F国際線出発ロビー |
もし、利用する空港にリペアショップがあれば、「スーツケースのカギを失くした」と相談してみてください。
ホテルに相談する
あなたが利用するホテルに相談する、という方法も有効です。
ホテルがよく依頼している鍵業者を紹介してもらえる場合があり、ホテル内でスーツケースの鍵を開けてもらうことができます。
まずは、ホテルのフロントに相談し、出入りの鍵業者を紹介してもらいましょう。
滞在先の鍵業者に依頼する
スーツケースの鍵を紛失してしまったら、滞在先の鍵業者に依頼することも、一つの対処法です。
滞在先によっては、周辺に鍵業者があるかもしれません。
また、もし周辺に鍵業者がなくても、滞在先を出張可能エリアとしている業者に来てもらえることがあります。
しかし、旅先にどんな鍵業者がいるのかはわかりませんよね。
さらに、鍵の修理や交換は専門性が高く、普通の人では相場がわかりにくいため、「ぼったくり」にあう可能性もあります。
旅先でスーツケースの鍵を失くしたばかりではなく、悪質な鍵業者に依頼するのは避けたいところではないでしょうか?
そんなときは、業者の選び方110番がおすすめです。
指定の場所の近くにいる鍵業者や、出張に来てくれる鍵業者の中から、優良な業者だけをご紹介します。
まずはお気軽にご相談ください。
ピッキングのようにヘアピンで開錠する
ピッキングのように、スーツケースの鍵をヘアピンで開錠することもできます。
ただし、かなりコツがいる作業ですし、簡単な鍵しか開けることができません。
さらに、やり方によっては、スーツケースのカギが壊れてしまう可能性もあります。
「業者に依頼してお金がかかるのは避けたい」、という人はとりあえず試してみるのも良いかもしれませんが、上記のリスクがあることを忘れないようにしましょう。
ダイヤル式の場合は一つずつ番号を調整して試す
スーツケースの鍵がダイヤル式の場合は、鍵がなくても開けられる可能性があります。
一つずつダイヤルを回し、全ての番号を試してみるという方法です。
運が良ければ数分程度で開錠できる場合がありますし、もし、なかなか開錠できなくても、全ての数字を試すことで、いずれ開錠できます。
時間がかかる可能性もありますが、「スーツケースのカギを壊したくない」という場合に効果的です。
ファスナーにボールペンやドライバーなどを差し込んでこじ開ける
スーツケースの鍵を紛失してしまったら、強硬手段として「こじ開ける」という対処法があります。
まず、ボールペンやドライバー、プラスチック製の箸など、先がとがっていて細長いものを用意します。
次に、スーツケースのファスナー部分に、ボールペン等を差し込んで、上下左右に大きく動かします。
ボールペン等の先がファスナーの奥に入り込んだら、ファスナーに沿ってスライドさせましょう。
スーツケースのファスナーが、徐々に開いていきます。
ただし、上記の方法でこじ開けることで、ファスナーが壊れてしまいます。
「スーツケースが壊れてもいいから開けたい」というときにのみ、スーツケースをボールペンでこじ開けてください。
TSAタイプの鍵をなくした場合
TSAタイプの鍵を失くした場合、身近な人にTSAタイプのスーツケースを持っている人がいれば、鍵を借りるのがおすすめです。
TSAタイプの鍵は、他の人の鍵でも開くことがあるからです。
TSAとは、アメリカの公的機関から認定を受けた鍵の宗匠で、赤いひし形や松明のマークが付いています。
TSAロックの特徴は、鍵がなくても、アメリカの空港の職員が持つ特殊な鍵があれば開けられるという点です。
アメリカの空港では、警備の一環として空港の職員がスーツケースの中をチェックすることがあるため、空港の職員でも開錠できる、TSAロックが推奨されています。
空港の職員の特殊な鍵でも開くことができるTSAロックの鍵は、まれに他の人の鍵でも開くことがあります。
しかしもちろん、他の人の鍵では開かないこともあるので、その場合はリペアショップなどに相談しましょう。
旅行まで時間の余裕がある場合
旅行まで、時間の余裕がある場合は、次の対処法を試してみてください。
- スーツケースを新調する
- メーカーにスペアキーの作成を依頼する
旅行まで時間の余裕があるときは、スーツケースを新調しましょう。
鍵を紛失してしまっている以上、現在持っているスーツケースは使えませんよね。
長年同じスーツケースを使っていた方は、カギを失くしてしまったことを機に、買い替えてみてはいかがでしょうか。
スーツケースを買い換えるのが難しい人は、メーカーにスーツケースのスペアキーを作成してもらうこともおすすめです。
スペアキーの作成は時間がかかるので、旅行までに時間があるときが依頼のチャンスです。
スーツケースが開いているときに鍵を紛失したら?
スーツケースが開いているときに、鍵を紛失してしまったら、2つの対処法を実践してみましょう。
- 空港のラッピングサービスを利用する
- スーツケースベルトで応急処置
上記の対処法について、詳しくご紹介します。
空港のラッピングサービスを利用する
スーツケースが開いているときに鍵を紛失してしまった場合、空港のラッピングサービスを利用してください。
空港では、ラップ状のフィルムで荷物をぐるぐる巻きにする、ラッピングサービスが提供されています。
本来は、荷物の盗難や、スーツケースの破損を防ぐことを目的とされたサービスです。
しかし、スーツケースが開いたままの状態で鍵を紛失してしまったときも、ラッピングサービスを利用することもできます。
費用は、荷物の大きさや空港によって異なりますが、数百円~1,000円程度です。
ラッピングサービスはあくまでも応急処置として心得ておきましょう。
スーツケースベルトで応急処置
スーツケースが開いたまま鍵を紛失してしまった場合は、スーツケースベルトで対処してみてください。
スーツケースベルトとは、何らかの衝撃でスーツケースが開いてしまい、中身が飛び出してしまうことを防ぐためのベルトです。
スーツケースベルトは、空港の売店でも売っていますし、身近なところでは100円ショップでも手に入ります。
いったんスーツケースを閉じて、スーツケースベルトで固定すると、ひとまず中身の飛び出しは防ぎやすくなります。
ただし、あくまでも応急処置ですので、空港では上述したラッピングサービスとあわせての利用をおすすめします。
まとめ
このページでは、スーツケースの鍵を紛失してしまったときの対処法をご紹介しました。
スーツケースのカギを失くしてしまうと、中にしまっておいたものを取り出せなくなったり、スーツケースに施錠できなくなったりして、とても不便です。
スーツケースの鍵を紛失してしまったときには、自分の状況と照らし合わせながら、適切な対処法を実践してみてください。